外壁塗装では、長らくシリコン系塗料が主流でしたが、今ではフッ素系塗料が主流になりつつあります。
シリコン系塗料が10年から12年の耐用年数なのに対して、フッ素系は15年前後の耐用年数があるからです。さらに、セラミック配合のフッ素系塗料は20年の耐用年数があります。
その分費用は2割程度高くなりますが、外壁塗装自体がある程度の日数を要する工事なので、できるだけ次の塗装までの期間が長いほうがいいですよね。
フッ素系塗料に限らず、塗料には水性と油性があり、さらに1液型と2液型があります。
水性は水で塗料を薄め、油性はシンナーで塗料を薄めます。2液型は主剤に硬化剤を正確な分量混ぜて使用します。1液型はすでに硬化剤が混ざっているものです。
最近は塗料の性能も進歩してきており、水性と油性の耐用年数は同じになっています。1液型と2液型は、2液型の方が約3年ほど耐用年数が長いと言われています。
画像は市販されている弱溶剤タイプのセラミック配合フッ素系塗料です。1缶12.5kg+2.5kgで約33,000円前後します。
フッ素系塗料のメリットとデメリット
メリットは耐用年数が長い点です。通常のフッ素系塗料で15年、セラミック配合で約20年の耐用年数があります。
今現在、20年を超える耐用年数の塗料はありません。この点はご注意ください。
耐用年数が長い2液性は、水性よりも弱溶剤型が多いです。一般的なシンナーが希釈剤になっています。
この場合、溶剤のシンナー臭が難点です。工事場所周囲にも匂いが漂うので、ご近所には少し迷惑かもしれません。
価格が高くなるのもデメリットです。
ただし、耐用年数という、これらを補って余りあるメリットがありますから、よくご検討ください。
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