外壁塗装の広告チラシは毎日のように入ってきますね。
窯業系サイディングの外壁塗装をしようと思ったら、まずは見積もりを取ります。
いまは塗装屋さんばかりではなく、リフォーム業者、ホームセンター、大型電気店まで外壁塗装を扱っていますから迷います。
でも、信用ができそうな業者とそうではない業者のチラシ広告はなんとなく分かりますよね。
そこで、どこ業者に頼んだらいいのか、選び方をご紹介します。
見積りをとる業者の選び方
1.無料で見積りをとれる業者を紹介してくれるサービスを使って、地元の優良業者を紹介してもらいます。2社か3社を紹介してもらい見積りを依頼します。
2.紹介してもらった業者以外で、チラシ広告などで頼んでみたいと思った業者を2社ほど選んで見積りを依頼します。
合計で少なくても3社以上から見積もりを取ります。
見積りには実際に自宅の外観を見て調査する必要があるので、日時を調整して業者が重ならないようにします。
業者が自宅を調査する時間はせいぜい1時間ほどです。
見積書の内容を確認する
1週間ほどで各社から見積りが出てくると思います。
内容がきちんとしているか確認しましょう。
一式◯万円というのは見積としては論外です。
足場組み、下地調整、高圧洗浄、マスキング、下塗り、中塗り、上塗り、シーリング打ち直し、付帯設備の塗装などの項目ごとに費用明細が書かれているか、塗料のメーカー、品番、価格、数量、工法などが具体的に書かれているかを確認しましょう。
これらがきちんとしていない業者とは必ずトラブルが生じるので契約はしないようにしましょう。
見積書の内容を担当者が丁寧に説明してくれるかどうかも比較材料になります。
安いから良いとは限らない
ここは難しいところですが、いい仕事をするにはある程度の費用がかかるものです。
極端に安い見積りには何か訳があります。何かが別途費用がかかるとか、専門の業者ではなく、何でも屋さんが塗装のマネごとをする業者は安いようです。
見積りを頼むときには、120万円ほどでしたいとか、自分の予算があると思います。
予算より高い業者には、もっと安くならないか聞いてみましょう。
予算の範囲に入った業者と内容の確認と疑問点をよく聞きましょう。工程表もきちんと出してもらいましょう。
料金の支払方法もこのときに確認します。100万円を超える場合は、一般的には最初に半額、完成後に残りの半額という場合が多いです。
最終的に信頼できそうな業者を2社ほどに絞り、最終的な価格調整をします。
内容をよく確認しましょう。単価が変わっていたり、金額が変わっていることがあります。説明もなく金額が変わっている業者は金銭にルーズなので信頼性は低いです。
業者はエクセルで見積書を作っていることが多いのですが、計算式が間違っていたと平気で差し替えて済ます業者がいました。信頼できる業者は事前にきちんと検算して出してくるものです。
この時も安いから選ぶこともあれば、信頼性の点で高い方を選ぶこともあるでしょう。
本当に最終的には不安はないか信頼できるかだと思います。
契約書にサイン
業者が決まったら、最終的に見積書の訂正が必要な場合は出し直してもらいます。
内容と金額をもう一度よく確認しましょう。
工事はいつから入れるのか、完成予定はいつなのか、工程表もよく確認します。
内容に納得できたら施主がサインしますと契約の完了です。
見積り相場
外壁塗装の金額は、コロナ禍以降は全体に以前より高くなっています。
足場組:20万円前後
フッ素系塗料で塗装:70万円前後
※下地調整、高圧洗浄、マスキング、下塗り1回、中塗り1回、仕上げ塗り1回を含む
付帯設備の塗装:6万円前後
※破風板、軒天、雨樋、配管等の塗装
シーリングの打ち直し:24万円前後
合計で約120万円前後
数年前なら100万円以下でできたかもしれませんが、現在ではおおむねこの程度かかると思います。
ご近所への工事案內は必ず行いましょう
契約業者がご近所に工事の案內をします。
これを行っていないと、工事の音がうるさいとか、塗料が洗濯物についたとか、何かとトラブルのもとになります。
ひとこと挨拶しておくだけでぜんぜん違うものです。
工事中は何かと不便なことが多いと思います。
窓が明けられないとか、換気扇の出口をマスキングで塞ぐので換気できないとか。台所や風呂場の換気口は使えないと不便なので、使えるよう対策をしてもらいましょう。
以上で見積りから契約までの流れをご紹介しました。
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