アクリル塗料が流行ったあとは、耐久性が伸びたウレタン塗料がよく選ばれました。10年ほど前までの話です。
ウレタン塗料は、ウレタン樹脂を主成分とした合成樹脂塗料です。色鮮やかで柔軟性があり、安いためよく使われました。
でも今では主に耐久性の問題で、外壁塗装に使われることはなくなりました。
耐用年数は8年程度です。
アクリル塗料よりは少し長いですが、シリコン塗料などと比べれば歴然とした差があります。短い周期での塗替えが必要です。
ウレタン塗料は、外壁塗装に選んではいけない。
これが現在の考え方です。
ウレタン塗料は、色鮮やかで柔軟性に富み、密着性が高いため塗膜が剥がれにくいというメリットがあります。
ところがその反面、次の欠点があります。
・紫外線によって劣化が起こりやすくなる。具体的には変色しやすく、光沢が失われるのが早くなる。また、汚れやすい。
この劣化が8年程度で発生するため、アクリル塗料同様に、ひんぱんな塗替えが必要になり不経済なのです。
今では耐久性に優れたウレタン塗料も出てきましたが、外壁に使用するのならフッソ樹脂塗料のような耐用年数15年程度の塗料を使用するほうが、結果的に経済的です。
塗料のことも相談できるのはこちらです。
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