外壁塗装の耐用年数は、施工方法にも大きく左右されます。
1 良い条件の範囲としては
気温15度~30度、湿度75%以下
可能な範囲としては
気温5度~40度、湿度85%以下
これは塗装メーカーの仕様ですが、適正温度の範囲外では塗装の強度が十分に出ません。冬の低温もそうですが、真夏の高温も適さないことに注意してください。
2 下地処理
チョーキング現象が起きているときは、古い塗料を取り除かなくては新しい塗料が食いつきません。
3 下塗りを手抜きなく行う
下塗りは、サイディング素材に上塗り塗料がしっかりと付くようにするための処理です。上塗り塗料に合うものをきちんと塗ることが条件です。
耐久性の高い塗料+高い施工技術=高耐用年数が実現できます。
よく聞くのは、外壁塗装して2~3年で塗装が剥がれてきたというクレームです。剥がれの原因はほとんどが施工不良と言います。
多くは、塗装前の下地処理や下塗り塗料の選択ミスです。
※ただし、表面の一部が剥がれてきた窯業系サイディングは塗装では直りません。パテで埋めて塗装するのはDIYなら良いですが、専門業者がする工事は5年保証などがつくのが普通で、剥がれてきたサイディングの塗装は、普通は行いません。
下地処理の不良
高圧洗浄にも規定の方法がありますし、クラックの補修やカビの除去などをしっかりとやり、さらに約2昼夜完全に乾燥させる必要があります。手抜きされやすい部分です。
下塗り塗料工程の不良
傷んだ塗面で下塗り剤の吸収が著しいときは、下塗り回数を増やしたり、浸透性の高い下塗り剤を使用します。これは上塗りの食いつきをよくするためです。
技術不足の塗装業者では最適な塗料、最適な方法が全く分かっていません。塗ればいいだけと考えている業者もいます。
※傷みすぎているサイディングは塗装ではなく張り替えを進められると思います。この場合は無理に塗装しても数年で剥がれてきてしまうでしょう。
保証はあてにならない
5年保証とか10年保証がついていると安心な気がしますが、いざ不具合が出たときは、ウチの施工方法が原因ではないとか、環境が悪いとかで簡単に門前払いされることがあります。これは法律に基づくものではなく、塗装業者の保証のためです。
保証よりも技術力が大事です。
技術力が高く良心的な業者を探すには、そういう業者がたくさん登録されている紹介サイトを利用する方法があります。
そのようなサイトを利用する場合でも、必ずネットで「会社名+口コミ」で検索してください。悪い口コミが目立つところは避けた方が無難です。
悪い口コミばかりのところは、絶対避けましょう。
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