外壁に使われる素材は、70%が窯業系サイディングボードだそうです。
レンガのような模様が入っているサイディングボードもあります。窯業系サイディングは、とても模様の種類が多く、色も様々なのでよく使われるのです。
窯業系サイディングの種類
一口に窯業系サイディングと言っても、大きく分けて3種類あるそうです。
1 「木繊維補強セメント板系」
セメントなどの無機結合材を木繊維などで補強し強化させたもの。
2 「繊維補強セメント板系」
セメントなどの無機結合材を無機質や有機質の繊維で補強し強化させたもの。
3 「繊維補強セメント・けい酸カルシウム板系」
セメント及びけい酸カルシウムなどの無機結合材を無機質や有機質繊維で補強し硬化させたもの。
どれが一番良いということではありませんので、ご安心ください。
以前は12mm厚のボードが使われていましたが、今は14mm厚以上のボードが一般的に使われます。
サイディングボードの弱点
サイディングボードの弱点を知ったのは最近です。
吸湿性があり、蓄熱性が高いそうです。
サイディングボードは定尺(3尺×6尺とか)のボードを張り合わせるので、つなぎ目が生じます。
このつなぎ目を目地と言いますが、目地にはコーキングがなされています。これが、7~8年でひび割れてきます。
すると、つなぎ目の断面部分のサイディングは塗装されていませんから、雨水が浸み込んで次第に傷んできます。
また、工場出荷時にサイディングボードに防水塗装がされていますが、特に耐久性の高い塗装を指定しない限りは、一般的な塗装がされ、この耐久性がおおむね7~8年だそうです。
定期的な防水塗装が、窯業系サイディングには必要なんですね。
ご存知でしたか?
半永久的に持つものだと思っている方がほとんどではないでしょうか。
何か、だまされたような気さえしますね。
サイディングボードを使う時は、外壁のメンテナンスが必要なのだということをようやく理解しました。
サイディングの耐用年数は30年前後と言われます。放置でも30年は持ちますが、剥がれなどが生じて見た目はボロボロかもしれません。
新築後10年目に外壁塗装をすると、サイディングの耐用年数が10年伸びると言われます。その後の外壁塗装は、主に見た目をきれいに維持するためのものと考えましょう。
傷んだサイディングは、その程度によっては、下塗り剤のカチオンシーラーを沁み込ませて強度を取り戻すこともできますし、部分的な張り替えで直すこともできます。
サイディングの大敵は「水分」ということを覚えておいてください。
ご近所の外壁塗装を見ると、近くのリフォームやさんや知り合いの工務店に頼んでいる方が多いようです。
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外壁塗装業者は、まだまだ玉石混交なのです。技術力の低い業者もいまだに見受けられます。
きれいに塗りあがったように見えて、3年で塗装が剥がれてきたという苦情が多いのです。下地処理の後、よく乾燥させなかったときなどに起こることが多いそうです。
このような苦情がない優良な業者を選べば、良い外壁塗装ができるのではないでしょうか。
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