外壁塗装をする方は、ほぼ一戸建てをお持ちの方です。ほぼと言うのは、中にはご子息が実家の外壁を塗装するということもあるためです。
外壁塗装をする年齢層というデータがあります。
(株式会社Speee 調べ)
65歳以上 12%
55-64歳 14%
45-54歳 18%
35-44歳 26%
25-34歳 20%
18-24歳 10%
35歳から44歳までの年齢層が一番多い
次いで25歳から34歳までの世代です。
ここ20年ほどは住宅ローン金利が安いので、20代のサラリーマンでも大都市部を除けば賃貸並みのローンで楽に家を持つことができるようになりました。
40歳前後は、家を建ててちょうど10年ほど経過した世代なのでしょう。
中古の住宅を購入して外壁を塗装するということもありますから、全部が新築ではないにしても、40歳前後が中心になるのは自然なことです。
参考までに、契約者の年齢層は、男性が66%、女性が34%だそうです。
外壁と屋根を塗装すると120万円前後のお金がかかります。
ローンを組む場合は銀行のリフォームローンなどを組む方も多いでしょうが、業者と提携しているローンのほうが低金利な場合もありますのでよく比較してみてください。
また、自治体の補助金等が使える場合もありますので、地元自治体に問い合わせてみましょう。
ローンを組む場合は現役世代が良いことは言うまでもありません。
メンテナンス費用の比較
どの世代であっても、これからは耐用年数の長い塗装をすることが、資金面でも得策です。
耐用年数が12年の塗装をした場合のシミュレーション
30歳で新築
40歳で1回目塗装 100万円
52歳で2回目塗装 100万円
64歳で耐用年数を超えるので外壁と屋根の張り替え 250万円
74歳で3回目塗装 100万円
合計 550万円
耐用年数が20年の塗装をした場合のシミュレーション
30歳で新築
40歳で1回目塗装 120万円
60歳で耐用年数を超えるので外壁と屋根の張り替え 250万円
70歳で2回目塗装 120万円
合計 490万円
一つの例に過ぎませんが長いスパンでみると随分違いますね。
ただ、新築後10年目の塗装だけはシリコン系でもいいのでやったほうがいいのです。それは、10年目に塗装すると外壁の耐用年数が約10年伸びると言われているためです。
現状では、塗装で耐用年数が20年を超えるものはありません。チラシなどで、耐用年数30年の塗料という広告があったら、インチキだと思って間違いありません。
耐用年数20年だと無機質系塗料になります。
15年~20年の耐用年数だと、セラミック配合のフッ素樹脂系とかガイナ塗料が該当します。価格的に割高ですが、一生のうちの施工回数を考えればお得かもしれません。
耐用年数15年はフッ素樹脂系塗料です。これなら、ほとんど価格が変らないセラミック配合の方がお得かもしれません。
耐用年数が12年はシリコン系塗料です。かつての主流でお安いですが、耐用年数の点からいえばフッ素樹脂系以上のランクが現在の主流です。
ただし、先に書いたように新築後10年目の塗装はシリコン系でもいいので行った方が、外壁の耐用年数が約10年伸びるのでぜひ行ってください。
年齢に応じた施工方法
失礼を承知で書きますと、80歳以上の方のお住まいに耐用年数20年の塗装が必要かどうかは難しいところです。
先が長い若い世代には、高耐用年数がいいのはもちろんですし、60歳後半の世代では、これで最後のメンテナンスとするために高耐用年数を使うのもいい方法です。
外壁の傷みは年数だけではなくサイディングそのものの質も大きく影響します。
新しい家のはずなのに、サイディングがところどころ剥げているようなお宅もよく見受けられますし、年数が経っていても傷みがほとんどないお宅もあります。
傷み具合によっては塗装ができない(すぐに剥げてくる)こともあるので、経過年数に関わらず、傷みが出てきたら業者に相談してみてはいかがでしょうか。
無料紹介サービスでも相談が可能です。
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