外壁塗装を行うタイミングですが、新築後おおむね10年目で既存の外壁の塗装にチョーキング現象が生じてきたら検討を始めてください。
チョーキング現象は簡単に分かります。
外壁がサイディングボードの場合は、指でサイディングをこすって見てください。このとき汚れとは違うチョークのような白い粉が指についてきたら、塗装が傷み始めている印です。
これはチョーキング現象といって、塗装が紫外線などで劣化して塗料の顔料が表面に出てきたものです。ほこりや汚れとは違う白い粉がつくのですぐに分かります。
外壁塗装は全部が一度に劣化するものではなく、方角や日当たりによっても違います。直射日光が長時間当たる箇所の劣化が早いような気がします。
なので、1箇所だけではなく家の外壁のところどころを指でこすって確かめて見てください。おおむね新築から早ければ8年目ぐらいから、部分的な塗装の劣化が始まります。
こうなってもすぐに塗装し直さないと外壁がダメになるわけではありません。塗装の色が残っているうちはまだ大丈夫です。
10年目の外壁塗装は耐用年数が10年伸びる
チョーキング現象が出てきたタイミングで、おおむね新築後10年目あたりに外壁塗装すると、窯業系サイディングの耐用年数が10年伸びると言われます。
これは外壁塗装した時点で新築したのと同じことになりますね。まさに新築同様になるということです。
最初の外壁塗装が15年目だと耐用年数は5年しか伸びないそうです。
その後の外壁塗装の目的は、外壁をできるだけきれいに保つことです。放置すればやがて表面が剥がれてきて見た目がとても悪くなります。でも築30年前後までは放置でも雨漏りすることはありません。
新築から10年目の外壁塗装はぜひ行ってください。
塗装が剥がれてきている場合は注意
塗装がところどころ剥がれてくるのは、目で見ればすぐに分かります。塗装が剥がれると雨水がしみこんで、やがて塗装で補修してもすぐに剥がれてくるようになります。
ごく部分的な剥がれの場合は、1年や2年はそのままでも大丈夫だと思います。応急補修は、DIYでもできます。
剥がれたり浮き上がっている部分の塗装をサンダーやスクレーパーなどで剥離して、下塗りのカチオンシーラーをたっぷりしみこませて補強し、その上から外壁用の塗料を塗れば補修完了です。塗料は水性ペイントを使えば扱いが楽です。
これはあくまでも応急処置なので、3年前後もてばいいと思ってください。
もしも雨水がしみこんで、外壁が指でぼろぼろと崩れて取れるようなら、その部分の張替えが必要になってきます。
パテで補修しても長くは持ちません。張り替えは新築時と同じサイディングボードはまず手に入りませんから、軽量な金属サイディングでカバーするのが良いと思います。
従来は、外壁塗装にコスパが高いとしてシリコン系塗料がよく使われましたが、これからは耐用年数がより長いフッソ樹脂系塗料をおすすめします。
屋根塗装も同時にすると足場が共通なので割安にできます。ただし、スレート屋根にしろ金属屋根にしろ、塗装をしなくても耐用年数まで持ちますので、屋根は放置でも構わないと思います。
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