事業用建物の外壁塗装をするときは、住宅と違って減価償却を受けられることがあります。
減価償却とは、耐用年数に応じて、かかった金額を毎年費用として計上して、収益から差し引くことができるものです。
つまり、収益が減れば税金も減るということで、いい節税対策になります。
ただし、外壁塗装の中身は、建物としての外壁の耐用年数を延ばすようなものであることが必要なんですね。
減価償却方法
事業用木造建物の耐用年数は24年です。
平成19年4月以後に取得した減価償却資産は、従来と変わり、耐用年数経過時点までに1円の備忘価格を残す償却の仕組みに変更になっています。
法定耐用年数で残価1円を残し全額が償却できるようになりました。全額が費用計上できるので、これは大きいですね。
外壁塗装をしたことで、外壁の耐用年数が24年になったとすると、24年かけて定率法又は定額法で毎年減価償却を計上できます。
この耐用年数は税法上の耐用年数のことで、シリコン系塗料だから耐用年数12年という耐用年数とは別のものです。
事業用建物の外壁塗装をするときは、税理士さんと相談して減価償却の対象となるかどうか確かめるといいのではないでしょうか。
節税対策のご相談は顧問税理士さんにおたずねになるか、税理士さんの無料紹介はこちらから。
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