外壁塗装の塗料には「ハイブリッド系」という種類があります。
これは、シリコン+フッ素、シリコン+無機、フッソ+無機というふうに、違う素材を配合して両方の性質を併せ持つ性質なのです。
外壁塗装で効果的なのは、無機とのハイブリッドです。
ハイブリッド系塗料と無機質系塗料との関係
無機塗料のページでも書きましたが、純粋な無機質である石や砂や石英などは微細な粒子にしても、これだけで塗料にはできず、有機塗料と混ぜなければ壁面にくっつきません。
ということで、主にフッ素樹脂系塗料にセラミックを配合したハイブリッド系塗料のうち、フッ素樹脂系塗料より耐用年数が長く、15年~20年の耐用年数を持つものを無機質系塗料というのが住宅用塗料では一般的なようです。
よくある商品で、セラミック塗料、セラミックフッ素樹脂塗料などと呼ばれる塗料は、ハイブリッドでもあり無機塗料でもあると考えていいと思います。
無機は、特に紫外線の影響に強い塗料といえます。
ただ、無機とつけば何でも良いかというとそうではなく、良いものと悪いものが混在しているそうです。やはり信頼できるのは大手3社(エスケー、ニッペ、カンペ)の製品です。
ハイブリッド系塗料の例
ハイブリッド塗料の代表格は次の塗料です。
日本ペイント アプラウドシェラスターNEO
関西ペイント ムキフッソ
エスケー化研 スーパーセラタイトF
日本ペイント アプラウドシェラスターNEO は公式サイトでは超高耐候超低汚染水性2液形無機塗料となっています。耐用年数はフッ素樹脂塗料を超えるとなっていますが、具体的な年数は書かれていません。
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関西ペイントでは「ムキフッソ」です。
これもフッソ系と無機のハイブリッドですね。
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エスケー化研では「スーパーセラタイトF」と言うのがありますが、フッソ系のハイブリッドと言えるものです。「スーパーセラタイトS」はシリコン系のハイブリッドです。
楽天参考価格⇒スーパーセラタイトF
日本ペイント アプラウドシェラスターNEO を例にとりましょう。
日本ペイントのアプラウドシェラスターNEOは16kg入り1缶が10万円前後します。
塗装面積は、1缶当たり88㎡~114㎡。
160㎡だと2回塗りとすれば4缶必要です。
下塗り塗料としては「DANフィラーエポ」があげられています。
16kg入り1缶が1万円前後です。
塗装面積は1回塗で約20~40㎡です。
160㎡だと5缶程度必要です。
ハイブリッド系塗料の見積もり例
通常、塗料代や人件費は個別に計算するのではなく、塗装なら塗装代の単価に組み込まれています。
・ハイブリッド塗料
5,200円~6,400円(㎡単価)
汚れが非常に付きにくい
こちらも㎡単価で以前より1,000円ほど高くなっています。
・遮熱・断熱塗料(ガイナ)
6,000~7,500円(㎡単価)
室内の温度差で2~3度の断熱・遮熱効果がある
160㎡だと塗装費は83万円から120万円前後です。
足場組み20万円前後、シーリング打ち直し24万円前後などを含めたトータルでは、127万円から164万円前後が相場と思われます。
ちなみに外壁面積160㎡というのは、床面積に換算すると延べ120㎡のやや大きめの住宅になります。
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