ここ数年で外壁塗装の認知度が大幅にアップしました。そのおかげと言えるのか、リフォーム屋さんのチラシにも外壁塗装が出ています。2020年2月です。
次のちらしはリフォーム屋さんのものです。
かなり安い価格が載っていますね。
おすすめはフッ素塗装となっているのは、そのとおりです。耐用年数が20年近くあるので、サイディングの耐用年数30年とすれば、1回だけの塗装で済みます。
塗装の種類や耐用年数など基本的なところは、ちゃんと押さえていますね。これも外壁塗装の認知度が上がったおかげで、間違ったことを書くと一般人でも分かるようになってきたからでしょう。
安いには安い理由がある
ただ、よく見ると足場代は別途になっていますし、塗装は2回塗りとなっていますね。足場代は、一般的な120㎡の住宅で20万円前後はかかります。これが別にかかるということです。
また、塗装は一般的には、下塗り1回、中塗り1回、仕上げ塗り1回の合計3回塗りです。2回塗りだと塗料も1回分安いし、塗る工賃も1回分安くなりますが、耐用年数はやや短くなるでしょう。
サイディングの継ぎ目のシーリング打ち直しも入っていないようです。これは24万円前後かかります。
安いのは安いなりの理由があるものです。
各工程ごとの単価はこちらのページをご覧ください。
最終的には、全部込みの見積もりを出してもらって検討することになりますし、1社だけではなく、3社以上の見積もりは必要というのがお分かりいただけると思います。
ちらしは相場を知るための参考に
外壁塗装のちらしは、以前は塗装業者さんのものばかりでしたが、このごろはリフォーム業者や、門扉、塀、サンルーム、車庫などを扱う外構工事屋さんのチラシも増えてきました。
内容をよく読んでみて下さい。塗料は何を使うのか、何回塗りか、足場は別途か、洗浄作業は何を使うのか、傷んだ部分は補修してくれるのかなどを比較したうえで、料金を較べてみてください。
今まで見えなかった部分が見えてくると思います。チラシは、あなたの地域での外壁塗装相場を知る参考になります。
そして、チラシはおおむね最低料金が書かれているので、実際に見積もりをとってみると、ちらしの料金より高くなることがあります。その理由や内訳はよく聞いておきましょう。
見積もりは一括で取ると比較が簡単にできます。一括見積は全国対応の次のところからどうぞ。
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