初めての外壁塗装
ウチも外壁塗装をしようかなと考えている方へ。
いきなり近くの工務店などに見積もりを頼む前に、外壁塗装の知識をざっと仕入れておきましょう。
まず塗料についてです
ちょっと前までは、外壁塗装にシリコン系の水性塗料を使うのが一般的でした。コストパフォーマンスも優れていて、耐用年数は約12年です。
しかし、これからは、耐用年数がさらに長い塗料が主流になっていくと思われます。その代表的な塗料は、フッ素樹脂系の水性塗料です。耐用年数は約15年です。
そしてさらに次の塗料も一般的になっていくでしょう。
・セラミックなどの無機質を配合したフッ素樹脂系塗料(耐用年数15年~20年)
・高断熱に優れる「ガイナ塗料」(耐用年数15年~20年)
※ガイナは商品名です。
塗料はいろんなメーカーから出ていますが、シリコン系やフッ素樹脂系の塗料は、国内の次のメーカーがシェアーの90%以上を占めています。
・エスケー化研
・日本ペイント
・関西ペイント
この3社の中で、さらにエスケー化研が50%を占めています。
こういう一流メーカー製の塗料を使いましょう。
なお、ガイナ塗料というのは商品名で、東京の株式会社日進産業という会社が開発したもので、こちらも優れた塗料です。
よく惑わされるのが、高耐久性オリジナル塗料とか言うものです。どんな冠が付こうと、オリジナル塗料というのは高い塗料ではありません。
安い費用をチラシ広告などに出したいために使用する塗料です。
高い値段を吹っかける悪徳業者に注意
延べ100㎡前後の一般的な一戸建てなら、外壁塗装が200万円することはありません。200万円あれば、サイディングの張替えができてしまいます。
一般的には、フッ素樹脂系の高級塗料を使ったとしても、費用は130万円前後です。
逆に70万円以下の見積もりにも注意しましょう。
必ず何かが省かれていると思って間違いありません。
例えば下地調整。
塗装で大事なのは下地調整なのです。
今張ってあるサイディングに新しい塗料がちゃんと食いつくように、十分に調整しないと、塗って3年もしないで剥がれてきたということにもなりかねません。
ちゃんとした工事をすればそれなりの費用になるものです。安いには安いなりの理由があり、高いには高いなりの理由があります。その理由に納得できるのなら、その選択はありだと思います。
よくあるのが、「足場代は無料サービス」というフレーズです。足場を組むと20万円前後かかります。それを無料にするというのは、ほかの費用に上乗せしているのが普通です。
たとえ自社で足場を持っていたとしても、現場への運搬、組み立て、撤去にかかる費用と人件費はタダでできるものではありません。
「今月限り50万円OFFです」とか言う特別セールがあります。
普段は180万円のところ50万円OFFの130万円なんてありえません。今月限りのセールは、たぶん来月もやっているでしょう。
一番注意したいのが、飛び込みで来て「今日契約できるのならさらに値引きします」という営業フレーズ。
どうしても契約が欲しいんですね。
今日限りという飛び込みの業者は信用できません。避けた方が無難です。
完成後にトラブルがあっても電話がつながらないとか、対応してくれないケースがほとんどです。信用できる外壁塗装業者はいくらでもいます。
見積もりのとり方
近くの工務店やリフォーム屋さんで見積もりをとるのも構いませんが、即決はしないことをおすすめします。これからとる一括見積もり結果と比べるためです。
見積もりは、口コミ評価の良い業者を登録している総合サイトで、複数の業者から一括見積もりをとることをおすすめします。
自社のホームページを持っているとか、口コミで悪い評価がないとか、資格を有していることとか、厳しい登録条件で優良業者を登録している総合サイトが安心できます。
それはこういうところです。
単に見積もりをとるだけでなく、分からないことや判断に困っているところなどを相談することができます。相談も見積もりも無料ですので、ご利用ください。
外壁塗装をするときは、屋根塗装もあわせてすると足場も使えるし作業性もいいので割安になります。これは勧められるかもしれませんが、検討する価値はあります。
ヌリカエは、塗装業者ではないので、業者から営業電話がかかることはありません。利用は無料です。
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