新築から18年経過した窯業系サイディングの外壁が目に見えて傷んできたので、塗装の見積もりを取ったところ、150万円と言われました。
数年前なら70万円ほどだったと思います。外壁塗装もかなり値上がりしているようですね。
10年目で外壁塗装をしなかったのは、近い将来、暖かな地方へ引っ越ししようと思っていたためでした。
ところが仕事やコロナなどで、延びのびとなり、数年以内に引っ越すにしても残るにしても、外壁はなんとかしなければと思ったのです。
こうなればDIYでなんとかしなければなりません。
見積もりを取ったときにマネージャーらしき営業マンが色々と教えてくれたので、それを元に一番傷みの大きいところだけ、試しに塗装してみることにしました。
実は外壁以外にも傷んだ箇所があって、それも直していこうと思います。
● 西日が当たる西面の外壁の塗装
● ベランダ出隅のはく離箇所の修理
今後の課題としては
● 北面の外壁の塗装
● 南面の外壁の塗装
こんなところです。
今回の記事は、西日が当たる西面の外壁の塗装です。
外壁の状態
はく離箇所はないが、全体に塗装のつやがなくなり、雨が降るとサイディングに雨水が染み込むのがわかります。
色は、元々は濃い目のクリーム色だったのが、今では白に近いくらいに薄くなりました。
雨が当たると、そこだけ雨水が染み込んで元の濃い目のクリーム色になります。
下塗りはカチオンシーラーで
見た感じでカビや汚れがなかったので、軽くホウキで外壁を払ってホコリを落とし、洗浄作業は省略しました。
先の営業マンさんに、下塗りはカチオンシーラーが良いと言われていてので、水性のカチオンシーラーを通販で購入しました。1リットル1,500円ほどです。
ローラーや塗料を入れる受け皿などは、近くのホームセンターで購入しました。ちなみに、ホームセンターには、カチオンシーラーはありませんでした。
雨が上がって外壁が乾燥した日に作業を行いました。
水性のカチオンシーラーは、ローラーで塗るときに垂れてくるので、真下にあるデッキやサンルームにはブルーシートと新聞紙で養生しておきます。
カチオンシーラーは、塗る前に容器ごとよく振って撹拌しておきます。
外壁自体が防水効果がなくなっているようで、ローラー塗りするとカチオンシーラーをよく吸い込みます。
凸凹面は方向を変えて2度、3度と塗り、凹んだ部分にもシーラーが入り込むように丁寧に塗っていきました。
シーラーを塗ったところは外壁が元に色になり艶が出て光るので、塗っていないところと塗ったところはひと目で分かります。
ローラーを伸縮柄に付けて高いところを塗っていきます。伸縮柄は2mまで伸びます。2階部分は届かないので、ベランダから伸ばして塗っていきます。
小さなローラーですが、塗りやすいのでサクサクと作業が進みます。
1階、ベランダ、2階と3回に分けて塗りました。それぞれ1時間半ほどかかっています。
上塗りはクリヤ塗料を使いました
おそらくクリヤより色がついている方が耐久性は良いと思うのですが、シーラー塗りで元の色が戻ったので、これを活かすためにクリヤ塗装を選択しました。
1.6リットル缶はとても大きく、余るかと思いましたが、1階とベランダを塗ったところで残りわずかとなったため、0.7リットル缶を追加しました。
色は透明クリヤですが、缶の中では白い色をしていますので、よく撹拌しなければなりません。
撹拌にはドリルドライバーに先を曲げた針金を取り付けて、回して十分に混ぜ合わせます。
こちらも、1階、ベランダ、2階と3回に分けて塗っていきました。所要時間はそれぞれ1時間半ほどです。
水でわずかに薄めますが、ローラーから垂れるようでは薄めすぎです。ローラーから垂れない程度の粘度で塗りました。
これも外壁の凸凹面の凹み部分にもクリヤ塗料が入り込むように注意して塗っていきました。
たっぷりと塗っていく感じです。
乾燥時間は夏季で約1時間、冬季で約3時間です。
艶が出ているのが分かります。
述べ6日間かけて塗りました。天気の悪い日はできないので、結構な日数がかかっています。
費用は、カチオンシーラー1リットル缶×3缶で約4,500円。クリヤ塗料が1.6リットル缶+0.7リットル缶で約4,700円。
そのほかローラー、塗料皿、伸縮柄などで2,000円ほどかかっています。
合計で11,200円ほどになりました。
とりあえず、塗れました。
2年ほど持つと良いんですが。
ほかのDIY作業は別の記事で書いていきます。
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