「まだ建てて10年程しか経っていないのに、風雨が当たる南西角だけサイディングの塗装が剥がれてきた。」
よく耳にします。
面積で言えばわずかなので、何とか自分でペンキを塗りたい。その気持ちはよくわかります。
塗装の剥がれを放置しておく方がよほど影響が大きいですから、むしろDIYで補修するしか方法はなさそうです。
DIY用の外壁塗料の例
ネットをよく探してみると、外壁の補修に使えそうな塗料があります。
水性のシリコン系です。
ロックペイント 水性シリコン建物用(H11) ツヤあり クリーム 0.7L 【代…
価格:1637円(税込、送料別) (2016/8/31時点)
色は、クリーム、白、ベージュ、アイボリー、空色、カーキ、ピンクなど、外壁に使えそうなものがあります。塗装に詳しい方は調色することも可能ですが、部分的な補修なら多少色が違っても許せます。
15分で乾燥するので簡単に補修できますね。
薄め液は水です。
耐用年数は、塗膜は4~5年持つと思いますが、剥がれ箇所はせいぜい2年ほどしか持ちません。これは後でまた書きます。
シリコン系なら耐久性があり、安くていいと思います。
ローラーで塗るときれいに簡単に塗れます。
【あす楽】スモールローラー(ハンドル付)幅15cmタイプ(999999)
価格:648円(税込、送料別) (2016/8/31時点)
部分的な補修ならこれらで十分ではないでしょうか。
プロに頼むと、塗装は数万円でも足場代で7、8万円かかります。
缶入り塗料は十分にかくはんする必要があります。
DIY用に電動ドライバーなどがあると簡単に撹拌できます。
ドライバーのチャックに、針金ハンガーの直線部分を切り取ってくわえ、先端を?のように丸く曲げたもので缶の中でドライバーを回してかくはんします。
きれいに混ざりますよ。
一つだけ注意すると、シリコン系を塗った場合は、将来さらに重ね塗りするときは、シリコン系以上の塗料でないと塗れないそうです。この点だけ注意してください。
シリコン系以上とは、シリコン系、フッ素樹脂系、セラミック配合のハイブリッド系です。
★ サイディングが傷んでいる場合は塗装ではなおりません
サイディングの表面が剥がれてきているようなときは、その上から塗装しても、1、2年もすれば再びサイディングごと塗装が剥がれてきます。
そこを削って再塗装しても、また剥がれてきます。
軽微な傷なら「カチオンシーラー」という浸透性が強く、硬く固まるシーラーで下塗りすれば、持つ可能性はあります。
それ以上の剥がれ傷があるときは、パテできれいに修復してから塗装するしかありません。でもまた剥がれてくる可能性が高いです。
根本的にはその部分のサイディングを張り替えるか、別のサイディングや金属板でカバーする方法があります。
DIYによる塗装は、あくまでも応急修理と考えましょう。
そして面倒なことに、ローラーで塗るとき塗料が垂れて建物などに付着すると、これは取れません。
ウッドデッキに垂れたりすると数年経っても塗料は取れませんから、適宜、マスキングをすることは大事です。
コメント