ベランダ雨漏り修理 実例

ベランダ雨漏り 雨漏り修理

ベランダ雨漏りは、おおむね次が原因です。

1.床の防水が劣化している
2.壁のコーキングが劣化している
3.手すりの笠木が劣化している

ベランダの床防水は、おおむね10年~12年で劣化するそうです。壁のコーキングも、おおむね10年ほどで劣化してきます。

手すりの笠木とは手すりの上部をカバーしている金属板のことです。案外ここは盲点ですが、重なり部分やビス止め部分などから雨水が侵入することが多いそうです。

雨漏りの修理は、上記のすべてを同時に行うのが効率的です。

ベランダ床防水の方法

ベランダ防水には次のどちらかの方法で施工します。

1.FRP防水
2.ウレタン防水

次はFRP防水を行った床です。

ベランダFRP防水

 

物干しがあったりして人が歩くベランダは、強度があるFRP防水を行います。

FRP防水は、グラスウールシートを敷き詰めたうえに透明なポリエステル樹脂を塗り、これを2回繰り返して最後にトップコートを塗って仕上げます。

FRP防水は耐用年数12年前後ですが紫外線により劣化が進むので、5年に一度程度、トップコートを塗り替える定期的なメンテナンスが必要です。

 

一方、ウレタン防水はウレタン樹脂を塗って最後にトップコートで仕上げます。紫外線には強く、柔軟性もあって良いのですが、人が歩くには適していません。

耐久性が10年程度とやや短く、5年に一度ぐらいはトップコートを塗り替えるメンテナンスが必要です。

 

ベランダ内外のサイディングのコーキングもすべてやり替えます。古いコーキングの上から新しいコーキング剤を重ねていくのが料金がやや安く上がります。

コーキングやり替え

メンテナンスはDIYも可能

FRPシートを張る工法はDIYでは無理ですが、古くなったトップコートを塗り直すようなメンテナンスならDIYでも可能です。

ホームセンターや通販などで、「ベランダ用」と書かれた防水塗料(トップコート)と塗装用ローラーなどを用意すれば、住宅のベランダなら1万円もかからずにDIYできます。

色を選ぶこともできます。一般的にはグレーが多いですが、ベージュやグリーンもよく使われます。

防水塗料には水性と油性があります。もともとの防水塗料が油性の場合はトップコートも油性を、水性ならトップコートも水性を使用するとなじみやすいです。

元々の防水塗料の表面の汚れをきれいに落とし、よく乾かしてトップコートは薄めずに原液をローラーで塗って行きます。

ローラーで平坦な広い面積を塗り、角やローラーが入らないところは刷毛で塗ります。完全乾燥には夏場で1昼夜見ておいた方が良いでしょう。

トップコート

ベランダ防水を長持ちさせるには

普段からのメンテナンスはかなり重要です。外壁や屋根と違って目が届きやすく作業は容易なので、普段からメンテナンスをしておきましょう。

1.排水口にたまっている葉っぱやごみを取り除く。
2.排水が詰まってベランダに水が溜まっていることがないように。
3.表面の緑色のコケなどを普段から取り除いておく。
4. 目視で表面にひび割れなどが入っていないか見ておく。
5.数年に一度、トップコートを塗り替える。

表面にひびが入っていたらトップコートだけでは持ちません。防水塗装を部分的にやり直す必要があります。

メンテナンスは、正常な状態にあるうちにするものと理解しておいてはいかがでしょうか。

★ 雨漏りのやり直しなども、優良業者紹介サービスが利用できます。リフォーム業者として登録している業者は、塗装もすれば雨漏り修理もできますから。

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