外壁塗装 金属サイディング

金属サイディングの例 外壁塗装 金属サイディング

窯業系サイディングでもモルタルでもない、鋼板製のおしゃれな外壁が増えてきました。

ガルバリウム鋼板といわれる「アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板」が一般的に使われます。

ガルバリウム鋼板のメリットは、他の外壁より軽量なことと、錆びにくく耐久性に優れていること、見た目がおしゃれなことです。

逆にデメリットは、硬いものが当たると凹むこと、切り口が錆びる場合があること、塗装しない素地仕上げのガルバリウム鋼板はやや腐食に弱いことなどです。

やや腐食に弱いと行っても、20年くらい平気で持ちますから心配するほどではありません。

意図的に塗装しない素地仕上げの鋼板を指定しない限り、普通は焼付塗装されたガムバリウム鋼板を使います。塗装の役割は、メッキ層の保護をして耐久性を高めるためと、見た目のきれいさです。

ガルバリウム鋼板の耐用年数

ガルバリウム鋼板自体の耐用年数は約40年と言われています。塗装などのメンテナンスをしなくても持ちます。

これは12年から15年で塗装のやりかえが必要な窯業系サイディングと比較しても長いですし、外壁材としては一番耐用年数の長い素材です。

新たに家を建てる時や、サイディングを張り替える時は、ガルバリウム鋼板(金属サイディング)を検討する余地は大いにありそうですね。

ガルバリウム鋼板の外壁塗装とは

外壁材としてのガルバリウム鋼板は、一般的に濃いグレーや紺色、シルバーといった色に塗装されています。

塗装していないものは、亜鉛メッキの色をしています。車庫の屋根のなどがそうです。このままでも20年以上も腐食なく持ちます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の外壁塗装は、メーカーで焼付け塗装を行うのが普通なので、長期間にわたってきれいです。

見た目に色褪せてきたとしても防水性には問題ないので、そのまま使うことができます。

剥げてきたり、サビが出てきたり、凹みがあった場合に、メッキ層の保護を目的に部分的または全体に塗装を行いこともあります。

ただ、メーカー出荷時のように焼付け塗装ではないので、塗装の耐久性はやや劣ります。

凹みは出隅(でずみ)と呼ばれる外壁の角の部分に何かが当たって発生したり、サビは雨どいを取り付けたところやサイディングの継ぎ目に発生することがあります。

こんな時は部分的な塗装にあわせて、メンテナンスを行ういいタイミングでもあります。

窯業系サイディングのように、雨水がしみこむわけではないので、外観上、サビや凹みなどがなければ様子見でかまいません。

また、金属屋根の場合は、屋根材の塗装は屋根材メーカーが独自技術で行っています。

屋根材自体は工場で下塗り焼付け塗装+仕上げ塗りというスタイルが一般的です。塗料は各社の企業秘密的な面があり、公開されていないようですが、スレート屋根よりは格段に長く持ちます。

金属サイディングの塗装の注意点

再塗装するときに注意することは、アルミ・亜鉛合金には普通の塗装がのらず、すぐ剥がれてしまうので、下地処理のケレン作業をしっかりと行って、アルミ・亜鉛合金に塗料が食いつくための下塗りである専用のシーラーを塗布することで塗装が可能です。

専用シーラーは、エポキシ樹脂系が一般的です。上塗り塗料もガルバリウム鋼板専用塗料が良いと思います。今ではシリコン系の塗料などもあるようです。

これらの事をよく知っている業者さんに頼みましょう。町のペンキ屋さんでは分からないかもしれません。

白錆について

ワンポイントですが、車庫の屋根に以前よく使われていたのが、断面が山形の形状をしたガルバリウム鋼板です。

通常、裏側が塗装しないで素地のままのことが普通ですが、雨の当たらない部分なのに、年数が経つと表面が白く腐食してきます。

これは白錆と言って、ガルバリウム鋼板特有のものです。正体は、メッキ中の亜鉛が溶け出して酸化したものです。これを防ぐには時々ホースで水をかけて表面の汚れを落とすと良いそうです。

なお、白サビは、ガルバリウム鋼板表面の腐食の進行を遅らせて鉄を保護するもので、耐久性に直接影響を及ぼすことはないものです。

原因は、酸性雨、酸性雪、自動車の排気ガスに含まれるナトリウム、塩素、硫黄という腐食促進物質が付着し、雨に流されることがないために蓄積した結果と言われています。

 

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